全国学力テスト

一昨日の火曜日に、全国学力テストが行われました。対象は小学校6年生と中学校3年生で、国語・算数、数学の2教科です。職員に小学校6年が3人中学3年が一人、そして私の次女も中学3年ですので、保育園でも身近な話題です。

 

今回から文部科学省は、各自治体の教育委員会の判断にまかせるとしながらも、成績の公表を認めるという判断をしました。

 

「学校の序列化につながらないよう、学校別の平均点一覧や順位付けはせず、分析結果や学力向上にむけた授業の改善策を共に示すこと」という条件付きです。

 

私が小学校のPTA会長をしていた時に、立場上、校長先生から学力テストの結果(個人ではなく学校の平均値や順位)を教えてもらいました。保護者に対しては、テストを行ったので、どのような形でフィードバックしていくのか確認した覚えがあります。

 

当時の校長先生は、学校の平均点の公表はできなかったので、「国語の読解力は全国平均より上回っているので、継続し伸ばす。算数の計算力が全国平均より下回っているので、強化項目とする」といった内容をグラフも使用して、保護者へフィードバックしました。

 

また、国語と算数の学力テストだけでなく、「学習状況調査」も同時に行われたのですが、これは、一日テレビを何分見ているとか読書時間はどれくらいかといった質問に児童が答えます。ここは、具体的な数字にして、保護者にフィードバックし、家庭での対応も子どもの教育には大切であるという認識を持ってもらいました。

 

さて、積極的に公表すべきと考える教育委員会は、公表することで学校教育への関心が高まり、家庭での勉強が必要と保護者の認識も高まると考えます。反対に学校別の公表は、序列や過度の競争につながるおそれがあるとし、公表に消極的な学校もあります。

 

さて、みなさんはどのように考えますか?

 

点数という数字の力は、とても説得力があるので、共通の言語とも言えますね。でも、自分の子どもたちが大人になるのに、国語と算数、数学の点数がいいとか悪いとか・・・うちの学校は平均点が上位だとか・・・そんなことは、ほとんど関係ないですね。

 

社会に役立つ大人になるために・・・自分でメシが食える大人になるために・・・生きる力を磨いたり、人とのかかわり力が大事なことです。

 

親は、自分の学校の学力テストの結果が公表されようが、されまいが、学校で自分の子どもが何を学んでいるのか・・・生きる力を学ぶ環境にあるのか・・・そこを見る目が必要ですね。

 

要は、公表すべきとか、しない方がいいとかの議論に熱くなって、子どもたちの成長の本質を見失なうなかれ・・・ですね。

 

私の次女のように、学校生活は、毎日、部活に注力しているので、「そう~なんかテストやった」と自己採点もしないのも考え物ですが・・・(笑)

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コメント: 1
  • #1

    hatinoki (金曜日, 25 4月 2014 21:36)

    さいたま市長は、学力テストの結果公表には、慎重な様ですね。でも、それって、教育委員会の権限のはずですよね。おかしいですね。ところで、公表は、一面では、先生達の成績の公表という事も有りますから、学校側は、公表に消極的になりがちですね。全国学力テストが復活した当初は、全学校が対象ではなく、対象外でも希望すれば参加出来るということでした。校長に言ったら、市独自のテストが有りますから、という返事でした。私は、ウルサイPTA会長でした。