この春始まったドラマです。原作は、開成高校野球部のセオリーで、実際に「弱い」開成高校野球部が、いかにセオリー以上の戦略で野球に取り組んだノンフィクションの小説です。
格闘技の世界でも、明らかに体力的に劣り、試合内容では負けていても、最後にフラフラでも勝つという流れは、個人的には大好きなアングルです。プロレスで言えば、ラリーアートで圧倒的に勝つアングルよりも、劣勢に試合を進めていても、冷静に逆さおさえ込みでカウントスリーというアングルに魅力を感じるのです。
ドラマの方は、甲子園をめざす・・・ということですが、原作の開成高校は、当然甲子園には出場していないので、ドラマなりの「弱くても勝つ」シナリオを楽しむことにします。
今までの常識を打ち破る新たな発想・・・
人と同じことをやらない意地や知恵・・・
強い体がなくても強い心があれば・・・
なんだか、人が生きることにに必要なことなのかもしれません。もともと人は弱い生き物です。でも、やり方次第では、勝つことができるのです。
人生については、何を持って「勝つ」と言うのかは、とても難しいですね。
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