平成25年度お別れ会

今日は、1年で一番迎えたくない日と主任保育士が言った「平成25年度お別れ会」です。お別れする園児は、幼稚園入園と認可保育園に転園する園児です。

 

私たち職員は、子どもたちとのかかわりと同時に、保護者とのかかわりも深く築いていましたので、他の園に行ってしまうことは、正直、とても複雑な心境でもあります。

 

幼稚園に入園させる保護者は、いわば最初から3歳児になったら幼稚園と決めていたこともあり、ホワイトきゃんばすで鍛えられた強い気持ちで、幼稚園に行っても同じ年の連中に負けるなよ!と純粋に言えるのですが、やはり、認可保育園に行かれてしまう事実は、素直に受け止められない気持ちが出てしまいます。

 

今年の4月にさいたま市西区内に、2か所の新規の認可保育所ができます。定員の合計数は220人ですので、定員30名の小さなホワイトきゃんばすにとっては、黒船です。

 

しかも、ホワイトきゃんばすがさいたま市認定となれなかった理由は、すぐ隣りに新規の認可保育園ができるからという、保育園としての活動内容とはまったく関係ない評価基準によるもので、しかも、その保育園にホワイトきゃんばすから11名の園児が転園することになりました。

 

でも、これも受け入れて、ホワイトきゃんばすは前に進まなくてはなりません。ありがたいことに、ホワイトきゃんばすの保育内容に賛同していただき、最後の最後まで悩んでいただいた保護者の皆様には、本当に感謝しております。経済的な事を考えると、複数のお子様を抱える家族は、子育ての大切さと同時に現実の生活を支えなければなりません。

 

正直、今日を迎えるにあたっての気持ちは複雑でしたが、お別れの子どもたちにとっては、初めての集団生活がホワイトきゃんばすであり、実際に大きく成長した園児を気持ちよく送り出すことができました。

 

今日のお別れ会の練習は、1か月も前から特訓していました。園児たちの歌や劇、ダンスは、本当に見事でした。練習では一度も上手くいかなかった2歳女の子が、一人で劇のセリフを言えた時は、司会の主任保育士は思わず涙で、言葉を失ってしまいました。

 

職員のパフォーマンスもありがたいことに大きな笑いをもらうこととなり、涙あり・・・笑いありの素敵な時間となりました。

 

そして、開園当時からの3歳男の子のママの保護者代表挨拶で、私たち職員は素敵なサプライズをいただくことになったのです。・・・つづく