3年目の3月11日

東日本大震災から今日で3年目を迎えます。今日は、色々な書類に3月11日と記入するたびに、この3・11の重みを感じます。

 

各メディアもここ数日間は、震災時の映像であったり、被災された人々を追うレポートを発信していますが、私たち大人の役割の一つは、次世代を担う子どもたちに、この震災で起きたことを伝えることです。

 

3年前の3月11日・・・ホワイトきゃんばすの子どもたちは、2歳が3人、1歳が6人、0歳が13人、そしてママのお腹の中にいたのが10人です。その他は、まだこの世に存在もしていませんでした。もちろん、大震災の事を覚えている園児はいませんが、ママやパパから話を聞いたという子はいました。

 

朝の会では、東日本大震災で津波によって崩壊した港町の写真と避難所で生活する人々の写真を見せました。そして、今日の朝のおやつは、あえてカンパンにしました。

 

「3年前の大きな地震で、おうちが壊れてしまって、小学校の体育館などで生活した人たちは、生きていくために、ご飯のかわりに、このカンパンを食べたんだよ」と話をします。子どもたちは、かたくて決しておいしいとはいえないカンパンを見つめながら食べています。残す園児はいません。

 

「○○のおうちにも、ふだんから食べ物や水をしまっているんだよ」と5歳女の子・・・「地震になったら、ママとどうするかちゃんと話をしてみる」と5歳男の子・・・ここ数日は、テレビなどで震災の映像をたくさん目にすると思うので、子どもたちそれぞれが、東日本大震災を感じることでしょう。それが大事なことなのです。