朝、子どもたちが登園するまでは、ラジオを聞き流しているのですが、「花まる学習会」代表の高濱正伸さんが出演していました。
花まる学習会と言えば、4、5歳から小学生を対象に、数理的思考力、国語力に加え、野外体験を三本柱として、将来「魅力的な大人」を育てる学習塾です。
さいたま市が本拠地ですが、関東中心に244教室まで広がった、話題の学習塾ですね。4月以降の定員もほぼいっぱいだそうです。
高濱さんの話には、「生きる力」とか「人間力」などがたくさん出てくるのですが、いわゆる学校の勉強だけでない大事なものを野外体験などの活動を通じて、子どもたちに教えています。
受験についても、一つの目標に向かって子どもたちが取り組み、志望校に合格するには、人知れない努力が必要なので否定はしていません。ただし、不合格となっても、親は、その過程を認めることが必要と話をしています。
ホワイトきゃんばすを開園するにあたって、保育園の子育てについての考え方をきちんと決めるために、たくさんの書籍を読みあさりました。その中で、「花まる学習会」の高濱さんの「わが子を「メシが食える大人」に育てる」という本を読みました。
素敵な大人、立派な大人を表現する言葉はたくさんありますが、この「メシが食える大人」という言葉は、とてもユニークですが、説得力があります。
メシが食える大人とは、きちんと仕事をしてお金を稼ぎ、家族を食わしていくこと・・・もちろん税金を払い国民の義務を果たすことができる大人ということです。もちろん、女性も同様です。
保育園を整備し、働く女性をフォローし、子育て支援を行い、少子化を食い止めることは、日本にとってはとても重要な事です。ただし、子どもが増えることが一番の目的ではなく、子どもたちが、将来「メシが食える大人」にならないと、日本という国は成り立ちません。
「次世代を担う人間を育てる」が、ホワイトきゃんばすの考えならば、大人になって、いつまでも親に依存した生活をおくったり、ニートと呼ばれる、定職に就かないでフラフラとさまよう大人になってもらっては困ります。
国は子どもを増やすだけでなく、子育てを含めた取り組みが必要となるのは言うまでもありませんね。
ホワイトきゃんばすの今はかわいい子どもたちが、やがて成人した時の「大人の生きざま」までも見据えて、私たち職員は、子育てをします。保護者から預かった大切な子どもたちが立派な大人になるように。
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