先日おやじ旅をした仲間の一人から、保育園で役に立つと思うからと「子どもの遺伝子スイッチ・オン」という本をいただきました。
2003年に、DNAに書き込まれた人の遺伝情報(ヒトノゲム)がすべて解読され、その結果とても興味深いことがわかったそうです。
AさんとBさんという、二人の遺伝情報を比べてみます。二人は血縁関係のない赤の他人です。ところが、この二人の遺伝情報は99.5%一致したそうです。その差は0.5%誤差の範囲です。しかし、AさんとBさんは、見た目から何からまったく違う別の人間です。
一人の人間が持つ遺伝子は、2万2千個程度と言われていますが、それぞれ違った役割を担っており、常にすべてが活動しているわけではありません。
2万2千個の電球があると考えると、それぞれに電球を灯すスイッチがあります。人は一生の間で、その都度必要なスイッチを入れたり、必要のないスイッチを切ったりしながら生きているのです。AさんとBさんの違いは、このスイッチを入れる順序やタイミング、パターンなどの違いによって生まれているのだそうです。
よく一流のスポーツ選手の子どもも一流の選手になるのは、遺伝と言われていますが、この考えでいくと0.5%はそうでしょうが、環境によるものが大きいのです。スポーツ選手の子どもには、必然的に環境が整っているからということですね。
さて、遺伝子のスイッチを入れるにはどうするかが気になりますね。
ポジティブにプラス思考でものごとを考えること・・・
いつも笑って、楽観的に生きることが大事・・・
考える習慣をつけること。指示待ちではスイッチは入らない・・・
ムダの中に意味がある。こつこつ遠回りの行動が大切・・・
明確な目標がスイッチを確実にオンさせる・・・
感動する・・・感謝する・・・人のために行動する・・・
まだまだたくさんありますが、このような生き方が、遺伝子のスイッチがオンとなり活発に働くことにつながるそうです。
ホワイトきゃんばすが目指す方向とは、ぶれていないので安心です(笑)
子どもたちの脳細胞をつなぐシナプスをたくさん作るために・・・
2万5千個の遺伝子のスイッチをオンさせるために・・・
子どもたちへのアプローチは、永遠に続くのです。
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