昨日の出来事です。
5歳女の子と今月5歳になる男の子が、鉄棒をしたいというので、折り畳み式の鉄棒を部屋の真ん中におきました。鉄棒を出すのが、久しぶりと言うこともあり、すぐに他の園児たちが集まってきます。
5歳の最年長コンビも、これでは鉄棒どころではありません。「先生・・・これじゃ鉄棒できないよ・・・」と言ってきました。
「そうだな~それなら、二人でどうやったら鉄棒ができるようになるか、みんなが離れてくれるにはどうしたらいいか、考えてごらん」
それを受けて、5歳コンビは、「みんな・・・どいてくれよ!」と大声を出します。でも、小さい園児たちも鉄棒がやりたいので、簡単にはどいてくれません。
「二人だけじゃなくて、みんなもやりたいんだよ。それなら、順番に鉄棒をすればいいんじゃないの?順番にできるようにするには、どうすればいい?」
「わかった・・・並んでやればいいんだ。みんな、こっちに並んで・・・」
女の子は「一人2回だけやったら、かわってくれる・・・」と、少しずつ、具体的な指示ができるようになりました。
しかし、簡単に理解できない1歳児が、鉄棒の下に乱入します。
「もう・・・ダメだよ○○ちゃん」
結局一人が、列を並ばせる役で、一人が小さい子の乱入をさせない役となり、バタバタではありますが、5歳コンビが考えたルールで、鉄棒がスタートできました。
もし、職員が「こうしなさい」と指示を出していたら、5歳コンビの仕切りが、できないままに終わってしまうところでした。
幼児の発達過程では、5歳6歳になると、仲間同士でルールを決めて守るようになるのですが、ホワイトきゃんばすは異年齢保育ですので、5歳が年下の園児を仕切るという場面があります。
大人でも、段取りが悪く、仕切りができない人が多いですが(笑)、今回の事例は、5歳コンビにとっては、大きな経験となりました。
どんなお願いが、この場面では一番有効か・・・
どんなお願いの仕方をすれば、お友だちが動いてくれるか・・・
これを機に、もっともっと考える習慣をつけさせたいですね。
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ミーママ (土曜日, 18 1月 2014 19:44)
なんとも可愛らしい…その場の光景が目に浮かびました(^o^)
確かに私の周りでも、段取り悪い大人がちらほら_(^^;)ゞ
この頃からの積み重ねなんですね
頑張れ子供たち!!