最強のナンバー2

そろそろ、今年の大河ドラマのことに触れることにします。

 

「最強のナンバー2」・・・最強ならナンバー1であって、日本語としては、とてもおかしいですが、このフレーズがピッタリなのが、今回の主役「黒田官兵衛」ですね。

 

歴史が好きな人なら「知る人ぞ知る」でしょうが、教科書にあまり載っていない人物です。黒田官兵衛がどんな活躍をするかについては、ドラマを見ていただとします(笑)

 

プロ野球で言えば、監督をサポートするヘッドコーチが、すばらしい参謀役を果たした例は、たくさんあります。

 

いかなる組織の中において、トップの力が大事なのは言うまでもないでしょうが、そこに、優れたナンバー2を置くことができるかどうかが、大きなポイントになります。

 

参謀は、当然イエスマンではダメです。トップの判断が間違えている時に、面と向かって「ノー」と言える人物でなくてはなりません。多くのトップに立つ人は、自分の意見に反対するものを置きたがらないので、裸の王様になって、組織が衰退することもあるわけです。

 

私が、若い営業マン時代に、年配の店長と酒の席でしたが、議論となりました。

 

「うちの店には、優秀なナンバー2がいないから、上手くいかないんですよ」

「○○さん・・・ナンバー2を育てるのは、店長であるあなたの仕事でしょう。何を言ってるんですか。人のせいにするんですか?」

 

お互い酒が入っていたもので、相手も引かず・・・「じゃ、続きは日を改めて、コーヒーでも飲みながらやりましょう・・・」となったのですが・・・(笑)

 

組織論などと、大げさな事を言うつもりはないのですが、トップやリーダーがするべきことは、同じ組織に自分に対しきちんと意見を言える人物を必ず置くことですね。少し生意気なくらいがいいです。「イラッ」とするでしょうが、必ず、組織やチームのためになります。はい。私のサラリーマン経験から言えることです(笑)

 

ホワイトきゃんばすの子どもたちを見ていると、「俺についてこい!」のタイプもいれば、冷静に物事を判断する、いわば参謀タイプもいます。このまま、すんなり大人になるわけではないので、これから成長とともに変わっていく子どもたちが、今は一番楽しみですね。

 

「軍師官兵衛」のような、生き方もまた筋が通っていて、カッコイイですね。