中川なをみさん原作の「水底の棺」に作画し、「Reborn再生」という素敵な本を出したペンネーム「遊子」さんは、私のサラリーマン時代の11歳年上の先輩です。
「遊子」という名前ですが男性です(笑)。「漂白の詩人・自由人」という意味だそうです。
「遊子」さんが、小学校の時、父からプレゼントされた本が、やなせたかしさんの「マンガの描き方」だったそうです。昨年還暦を迎え、漫画家になりたかった夢を50年かけて叶えたのです。
この作品が完成するまでには、10年の歳月がかかったそうです。中川なをみさんと出会ってから、「水底の棺」の漫画化について快諾をいただき、デザイン学校にも通い、仕事が終わってから、毎晩時間がある限り描いたそうです。
10年間も投げ出さずにこつこつと絵を描き続ける行為に頭が下がります。
「遊子」さんは、ソフトボールのウインドミルのピッチャーをやっていて、会社のソフトボール同好会で、一緒に汗を流した中でした。少年のようにいつも目を輝かせ、強いポリシーを持っていた先輩です。
自分と顔がよく似ていると、私をよく可愛がっていただきました。それだけに、サラリーマンを続けながら、こんな素敵な事を根気よく達成したことには、自分のことのように嬉しく思い、誇りに感じます。
相変わらず、かっこいい生き方をしている男だな~○○さんは・・・などと思いながら、一気に「Reborn再生」を読み上げました。
60歳にして新たな挑戦を続けているなんて、素敵な人生ですね。
コメントをお書きください