埼玉県内のJR高崎線桶川駅ー北本駅間に新駅を建設する計画の是非を問う住民投票で反対が投票総数の75.8%を占めたことを受けて、新駅計画を北本市は「白紙撤回」しました。
新駅ができれば、人口も増えて街は活性化するという明るい未来を取るか、小さな自治体が莫大な借金を後世に残してしまうという現実を取るかの投票だったと思います。
仕事でも、○○プロジェクトなどが発足すると、話がどんどん進んでいくので、「白紙撤回」という決断は、とても勇気がいりますね。山登りも、あと一歩で山頂というところで悪天候・・・そこで、下山と判断する勇気が一流の登山家には必要と言われています。
ともあれ、北本市の新駅はなくなりましたが、これで市が衰退するのではなく、小粒でもキラリと光る地方自治体になってもらいたいですね。
さて、新駅と言えば、ホワイトきゃんばすの最寄り駅は、JR川越線「西大宮駅」です。来年3月で、開業5年目の新駅です。
5年経った今でも、駅前にはコンビニもありませんし、駅構内にはキヨスクもありません。目の前を走るバイパス沿いには、スーパーマーケットも外食チェーン店もコンビニも自動車販売店も出来たのですが、駅ができれば、すぐに人口激増とはいかないのも事実です。
駅前の空地が、5年経ってようやく、住宅が建つようになりました。駅の乗降者数も開業当時よりは増えましたが、まだ1日7,030人(2012年度)です。
保育園を運営する立場で考えれば、西大宮周辺の宅地化は、若い世代の人口増加にもつながりありがたいことです。しかし、これからの街づくりは、駅だけではない付加価値が必要な時代なのでしょう。
子育てがしやすい街・・・お年寄りに優しい街・・・なかなか、難しいですね。
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