シンガポールで行われていたTPP交渉が、年内の結論は困難との発表がなされました。早く妥結して、不利な条件になっても行けませんので、こちらは、年明けの交渉を有利に進めてもらいたいですね。
さて、今日のテレビ番組で、ニッポンの農業を取り上げていました。その中でも、注目は「和牛」です。
1991年、今から22年前に牛肉の自由化が行われました。アメリカ、オーストラリアなど、今では当たり前にスーパーマーケットの棚に外国の牛肉が並んでいます。牛丼のチェーン店も出店が加速しました。
しかし、意外な数字ですが、和牛を営む畜産農家は激減したものの、和牛の出荷量自体は、ほとんど変わっていないそうです。つまり、日本人が牛肉を食べるという習慣が定着し、牛肉の消費量が激増したなかで、「おいしい和牛」を食べる需要は、なくなっていないということです。
番組で紹介された牧場主は、牛肉の自由化を想定して、一人アメリカの牧場で働き、逆に日本の畜産業の素晴らしさを再確認します。エサの工夫などで、今では、松坂牛などその土地の名前が付く牛肉ですが、個人名で語られる牛肉にまで付加価値が増したそうです。
牧場主は、熱く語ります。「TPPは、大きなチャンスだ!」と・・・そして、世界中から、そのおいしい黒毛和牛は、引っ張りだこです。
さて、保育園でも2歳男の子のママの実家は、黒毛和牛を何百頭も飼育しています。牛肉自由化の時の話は、伺ってませんが、そこが大きな転機であったと思います。ママは、まだ子どもだったでしょうが・・・
おいしい和牛はたまにしか食べられませんが、やっぱり、味が違うんですよね。口の中で溶けるようで・・・
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