ネルソンマンデラ

「私は白人の独占支配とも、黒人の独占支配とも闘ってきた。全ての人が調和と平等な機会の下に暮らすことが私の理念だ。」

 

ネルソンマンデラ氏は、国家反逆罪で27年余も投獄されていました。普通の人間なら「白人憎し」で、恨みや憎しみでいっぱいのはずなのに、そこからは、何も生まれないと考えます。

 

そして、白人とか黒人とかではなく一つの国民という考えで、南アフリカ初の黒人大統領となり、ノーベル平和賞も受賞しました。

 

ネルソンマンデラ氏から学ぶことは本当にたくさんありますが、人種、肌の色、髪の毛の色、宗教・・・その違いを認め、受入れ、共存することの大切さではないでしょうか。

 

ホワイトきゃんばすの子どもたちには、「違いを認め、人の考えを聞ける子どもたち」を目指しているのですが、まずは、見た目の違いとして、パパがカナダ人・・・ママが中国人・・・パパがメキシコ人・・・ママがアメリカ人・・・パパが韓国人の子どもたちが、今まで登園しました。

 

しかし、見た目の違いは子どもたちにはまったく関係ないようで、わけ隔てなく遊びます。むしろ、大人である職員が感じるギャップの方が多かったですね。

 

カナダ人パパの陽気すぎるハイテンション・・・これには、かなり自分を捨てないと付いていけません(笑)

 

中国人ママの子育ての考え方は、日本人のモノサシではあてはまりません。同じアジアでも、大きな相違がありました。

 

私たち職員は、ギャップに驚き、でも違いを認めて対処することが必要になってきます。外国人のみならず、同じ日本人でも保護者の考えは1つではありませんね。

 

違いを認めることは、実はとても大変なことです。人とかかわっていく以上は、根っこの部分とも言えましょう。

 

ともあれ、ネルソンマンデラ氏の95年間の波乱万丈の人生に、ご冥福をお祈りします。