この数字は、さいたま市の教育委員会が市立小中学校の通常学級に通う児童・生徒のうち全体の9.1%の約8900人に発達障害の可能性があると推計した調査結果です。
昨日発表されたのですが、11人に1人が、発達障害か?という内容です。
発達障害とは、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するもの」と日本では、発達障害者支援法で定義されています。
ここまでは、保育士試験の勉強の知識ですが、実際保育士試験でも、事例問題として「この子どもにあてはまる発達障害は何が考えられるか?」「また、どういった対処法を保育所でとるべきか」といった問題が出ます。
さいたま市では、2016年度までに、現在3割強にとどまる特別支援学級の設置校を8割近くに増やすほか、研究機関の協力を得て、教職員の技術指導を蓄積するとしています。
もちろん、行政の支援はとても大切なことですが、保育園の現場の意見としては、まず一番大事なのは、親の対応です。
ホワイトきゃんばすに一時預かりでやってくる女の子。彼女は、3歳児検診から「自閉症」と診断されました。ママもこの件については、本当にショックを受けて、自分の子どもがなぜ?と思ったそうです。
私も、このママとは、親がすべきことは、○○ちゃんのために最善の道を考えること。と話をしました。
このママは、立派でした。娘が自閉症であることを受け入れて、1月から専門の機関でトレーニングを始めるそうです。我が娘が自閉症でも堂々と、胸を張って子育てをしていこうと気持ちに切り替えたのです。素晴らしいママです。
ホワイトきゃんばすには、今まで通り遊びに来てくれるそうです。支援センターだけでなく普通の環境も娘には必要と考えています。
私たち職員も、発達障害の知識はあっても、その子どもに対して、どうのような保育を現場レベルでしていくことがベストなのかは、不十分です。彼女のトレーニングの状況を共有して、言葉が遅いなど、発達障害ではないかという園児への取り組みも考えなければなりません。
発達障害に限らず、障害を持った子どもの保護者は、本当に辛い思いをされていると察します。しかし、子どもがこれから生きていく人生をシンプルに考えることが、結果的には最善の行動だと思います。
11人に1人・・・これが現実です。子どもに責任はありません。子どもの人生を導く責任は親にあります。そして、ホワイトきゃんばすでは、少しでも力になれればと思っています。
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