PTAにかかわっていた頃に1年生の担任から聞いた話です。新1年生を見ると、保育園出身か幼稚園出身かが、かなりはっきりとわかるそうです。
保育園出身の子どものほうが、打たれ強いとのことです。もちろん、個人差もお子様の性格、個性もあるので、すべてはあてはまりませんが、うなづけます。
保育園は、一日の保育時間が長いので、子ども同士のケンカも含めたコミュニケーションの時間が多くなります。また、働くお母さんにとっては、限られた時間で、家事や育児をこなさなければならないので、子育ても、自分だけでなく、保育園や周りの協力ありきと割り切っています。
ホワイトきゃんばすの主任保育士も学童保育で小学生を教えた経験を持っているので、ここらへんの話は、実にリアルです。
その反面、保育園児を持つ保護者の方は、
「幼稚園児と比べると学習面で不安がある」
「小学校入学後ついていけるか心配」
「家で勉強を教えたくても、なかなか教える時間が取れない」
「親と子どもだけだと勉強も集中できず、なかなか効果が上がらない」
などの、声もよく聞くところです。
そこで、保育園であるホワイトきゃんばすは、あらたに、「寺子屋」のような時間を作ろうと考えています。
3歳児以上(幼稚園の年少クラス)の子どもたちを対象に、帰りの会が終わってからの時間、別部屋(ベビールームの予定)にて、「寺子屋」を行います。
ひらがな・カタカナ・数字と言った、基礎学習だけでなく、職員には、英会話サポーターも栄養士もいますので、週に1度は、英語や食にかかわる楽しい時間にしたり、絵画や制作も3歳児以上ならレベルアップした作品も個別にできるでしょう。
理科の実験や劇のおけいこ・・・小学生になったら使用する「算数セット」も遊びながらやっていきます。子どもたちの興味の対象は、無限です。
職員のPTA人脈で多くのサポーター(ボランティア)が指導にあたってくれるでしょう。
そして、私がやりたいのは、「よのなか科」の幼児バージョンです。
「よのなか科」というのは、日本初、公立の中学校で、民間出身の校長先生で有名になった、東京都杉並区の和田中学校で行われていた校長の授業です。
対象は、中学3年でしたが、横浜市のある区の地図を出して、マクドナルドを出店するとしたら、どの場所がいいのか、理由も含めて考える・・・という授業です。①病院の中②大学の中③国道沿い④高級住宅街の中・・・ここから選ぶとしたらどこ?といった、内容です。
出店場所が決まったら、今度は、ハンバーガーに使用される食材が、世界のどこから輸入されているのか・・・まで、話が広がります。この校長先生は、元リクルートに勤めていたので、人脈もあり、実際にマクドナルドの担当まで授業に参加してしまいます。
こんな授業なら、子どもたちは、普段食べているマックのハンバーガーから、企業の出店計画、輸出入、為替変動による利益率の変化などなど、興味を持ちながら「よのなか」の勉強ができるというわけです。
私がやりたいのは、この幼児バージョンです。
ホワイトきゃんばす寺子屋の目的は、学習能力をアップさせることよりも、少人数で、自分の考えを言いやすい環境を整えて、「考える力」を引き出すことと、「集中する力」を引き出すことです。
午前中は、屋上で畑の手伝いをし、土にまみれ、自転車に乗り、走りまわり、幼児にとって一番大切な「遊び」から、生きる力を育み、大きい園児は「寺子屋」で、さらに、大きく成長するという計画です。
保護者の皆様には、近々、より具体的な内容をお伝えしますので、何なりとご意見いただければと考えます。
少人数というところが、キーワードです。子どもたち一人一人を十分に把握できるのが、強みです。
小学校に入学したとき、保育園ホワイトきゃんばす出身の子どもたちは、勉強がずば抜けていなくてもいいけど、自分の考えをきちんと言える、周りに流されない強い心を持った子どもになってもらいたい・・・それが、目標です。
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