東京、名古屋間が、たったの40分です。まさに、夢の新幹線ですね。
40分という時間は、東京から中央線快速で立川までの時間、さいたま方面なら、池袋から埼京線の通勤快速に乗って、我が駅「指扇」に到着する時間で、名古屋に着いてしまう計算です。
何十年も前から、リニアモーターカーの試験運転など、開発が進められていたのですが、ようやく、2014年着工、2027年開業で、JR東海より、正式発表となりました。
2020年の東京オリンピックに間に合わせようと、工事を前倒しにという声があがっていましたが、2027年開業です。
ちょうど、1964年の東京オリンピックの時には、わずか数日前に、東海道新幹線が開業しました。当時の担当者は、突貫工事、やっつけ仕事と当時を振り返っているようですが、安全面を考えると、2020年のリニア新幹線開業は無謀と判断するのが、一般的でしょう。
さて、時間は短くなるは、料金ものぞみの料金より1000円程度の上乗せでJR東海は考えているようですので、まさに、夢の新幹線なのでしょうが、ちょっと待った!です。
ルートの8割は、トンネルか山岳地帯(これもトンネルの中)。残りの2割も時速500キロの安全性を考えて、シェルター内を走行するので、ほとんど外の景色は見えないということです。
いわば、富士山や海の景色を見たいのなら、東海道新幹線でどうぞ!ということでしょう。
東京、愛知の都市部では、地下40メートルより深いところを走ります。「大深度地下利用法」を使って、地上の用地買収などを不要にするようです。
また、国の予算は使用せず、駅の建設含めて、JR東海で全額出資する計画とのことで、これで、政治家の影もなく、訳のわからないところに駅ができることがなくなるのでしょう。何より、税金を使わないということがいいことですね。
オリンピックは7年後、リニア新幹線は14年後と、まだまだ先の話ですが、日本のビジネススタイルが変わるのか、それとも、ネットの普及やテレビ会議があたり前の時代では、あまり変化がないのか・・・色々想像するのは楽しいですね。
個人的には、景色が見えない・・・という時点で、NGです。この時は、すでに還暦過ぎたおっさんになっているので、なおさら、のんびり行きたいものですね(笑)
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