351自治体

40の都道府県、351の自治体が、国が進める「待機児童解消加速プラン」参入に手を挙げ、承認されました。

 

各自治体は、待機児童の数字等の報告義務が発生し、国は予算を各自治体に配分するという流れになります。今現在の予算は5年間で600億円です。

 

先日、子ども未来局の担当と話をしました。さいたま市も当然、参入するとのことです。

 

平成27年に、保育制度の見直しが大規模に行われます。今のところ、詳細は決まっていないので、さいたま市としても、国の様子をうかがっているところだそうです。

 

ただし、認可保育所とは性格の違う小規模の保育所に対して、国からの補助金が出る方向性だそうです。さいたま市で言えば、定員19名以下で3歳以下を対象にする家庭保育室がそれに当てはまります。

 

今まで、さいたま市の予算であった、家庭保育室の部分が、国の予算でまかなえるという計算もあるそうです。

 

ホワイトきゃんばすのような30名から100名未満の中規模クラスの保育所への対応が、今のところ不透明になっています。これには、さいたま市認定のナーサリールームが含まれるわけですが、各保育園におかれては、制度がどうのこうのと心配しても前に進みませんので、今までどおりに、保育園としての質の向上に努めるしかありませんね。

 

平成26年度のさいたま市認定保育所の申請受付が始まりました。ホワイトきゃんばすは、ナーサリールームでの申請を済ませました。

 

今回は、ホワイトきゃんばすにとっては、かなりの逆風です。26年4月1日に、500メートル以内に、認可保育所ができます。(審査基準では大きなマイナスポイント)また、さいたま市認定の枠は、前年25年度と同じ、定員200名分ですが、国からの補助が期待される小規模の「家庭保育室」ばかりが選ばれる可能性もあります。

 

今の心境は、外部環境の変化に、ホワイトきゃんばすの本質を見失うことのないように、粛々と子どもたちへの保育と保護者支援を進めるだけです。

 

定員30名のホワイトきゃんばすですが、おかげさまで、月極めの園児は定員締め切りとします。9月1日時点の月極め園児数は41人となりました。ただし、週3日、4日の契約の園児もたくさんいますので、平日の園児数は、だいたい30名となります。

 

ホワイトきゃんばすのスペースでは、法律上は定員52名まで可能なのですが、人数を多くすればそれだけ、一人一人に目が届かなくなりますので、月極め園児の新規募集は、ここでいったんストップします。

 

さいたま市認定の冠のない認可外保育所の運営は、なかなか厳しいものがあり、さいたま市でも、園児が集まらず、閉鎖に追い込まれた保育園はここ数年で何園もあります。

 

ホワイトきゃんばすは、今のところ、認可外保育所基準を満たしている証明書が交付された以外は、さいたま市認定の冠もありません。

 

でも、こうして多くの園児と保護者に利用いただいていることに感謝し、なおいっそう、質の高い保育園をめざしていけるように、あせらず、進めていきます。