最近、長女はマツコデラックスさんの毒舌トーク番組がお気に入りで、リビングのテレビを占領して見ているのですが、先日、国語辞典に関する興味深い内容を取り上げていました。
ご存じ「広辞苑」の厚さ8センチは、内容を詰め込んだ結果8センチになったのではなく、現在の製本技術の限界が8センチだそうです。よって、薄くて裏写りしない紙の進化の歴史があるそうです。
そして、一番面白かったのは、「新明解国語辞典」についてです。
何十冊もの国語辞典が、各社から出版されていますが、この三省堂(さんせいどう)の「新明解国語辞典(しんめいかいこくごじてん)」は、自ら主張する辞書と言われているそうです。
例えば、第4版の「動物園」の意味は・・・
「生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、捕らえてきた多くの鳥獣、魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀なくし、飼い殺しにする、人間中心の施設」
すっきりするくらい的を得ていますね。ただし、過激すぎるとして、新版ではソフトな言い回しになったそうです。
もうひとつ、「恋愛」の意味ですが・・・これも「その通り!」です。
「特定の異性に対して、他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと」
いやいや深いですね。
しかし、今、国語辞典がピンチだそうです。パソコン、携帯、スマホでの入力は、勝手に変換してくれるし、言葉の意味もネットで調べる時代です。
でも、こんな深い言い回しをわざわざ辞書を引いて、調べるのもいいですね。
ちなみに、私が中学1年の時から、社会人になっても、机に忍ばせていたのが、この「新明解国語辞典」です。
引いた言葉には、必ず線を引いたので、ぼろぼろになっていますが、大切な辞書です。さすがに、恋愛には線が引かれてませんが・・・(笑)
たまには、携帯ではなくて、辞書で言葉を引くのもいいですね。
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