日曜日のソフトボールの試合が終わっての酒の席で、1つだけまじめな話をしました。
仲間に社会福祉士の資格を持ち、今は、知的障害を持つ人の就職支援や、就職後のフォローが彼の仕事です。現在10名を担当しているとのことです。
知的障害を持つ人の支援は、本当に難しく大変で、一般企業も障害者の受入れ人数が増えてきていますが、身体障害者が中心で、知的障害者は敬遠されてしまうのが実態です。
彼が、担当の一人で、池袋駅のベッカーズというファーストフードショップの厨房で働く知的障害者を定期訪問したところを見たことがあるのですが、本人だけでなく、店舗の店長や一緒に働くスタッフの方々へも、コミュニケーションを図り、支援を依頼します。
そして、彼が一番頭を抱えているのは、障害者本人の支援ではなく、保護者とのやり取りだそうです。
「自分の子どもが、ハンデキャップを持っているという事実を受け入れて、そこから逃げないで真正面からぶつかってほしい。子どものことを考えれば、世間体だとか、恥ずかしいとか、ましてや隠すだとか・・・こちらが、本気でお子様の(もちろん年齢はすでに大人)将来を考えているのに、どうでもいいような態度をとる保護者がいる」
酒も入っていたのですが、冷静な彼が熱く語ります。
保育園でも同じです。
世界で一番大切な宝物である、自分のこどもが、仮に障害を持っていようが、言葉が遅かろうが、運動が苦手だろうが、自信を持って、愛するわが子を主語にして、物事のど真ん中に置く・・・外からどう思われるとか、そんなことはどうでもいいくらいの強い気持ちが必要です。
ホワイトきゃんばすの保護者とて、時には、弱気になったり、子育てに迷うこともあろうかと思います。
そんな時・・・少し背中を押すことができれば・・・私たち職員はだてに年をとっていません・・・子育てもたくさんしています・・・そして、保育園では多くの子どもたちだけでなく、保護者の皆さまと接しています。
少しだけ勇気を持って、相談してください。
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