「待機児童」という言葉は、全国の自治体へのプレッシャーとなっていますが、さいたま市の待機児童数の発表がありました。
昨年、平成24年4月現在は126人
そして、平成25年4月では、117人という結果となりました。
待機児童ゼロになった横浜市と比較すると「たった9人しか改善されてないじゃないか」と思われるかもしれません。
実態は、さいたま市が平成25年4月に開園させた新規認可保育所(8カ所)と定員増を合計すると、832人の枠を増やしたにもかかわらず、待機児童は9人しか減らなかったということです。
この通り、例え待機児童がゼロになったとしても、保育園を毎年増やしていかないと、待機児童は増えるということです。
さいたま市が、今回の9人の改善しかできなかったということに、焦りを感じ、とにかく、ハコモノ多人数の認可保育所を量産させることのないように願いたいものです。
ペンネームかいじゅうママさんが考えるように、子ども一人ひとりに個性や適性があり、その子にふさわしい環境を親が考えねばなりません。どこの保育園でもいいから・・・はNGです。
同年齢で多人数の認可保育所が向いている子どももいれば、少人数の家庭的な保育所が向いている子もいます。そして、一番大事なのは、規模だけでなく各保育園の取り組み・・・いわば保育の質です。
待機児童解消という数字目標とともに、子どもの育成とさいたま市の保育の質の向上をあわせて考えねばなりません。
小粒でもキラリと光る保育園をさいたま市認定として増やしていくことも必要です。
さいたま市の子ども未来局は、数字だけを追い求めるマスコミ報道に踊らされることなく、子どもたちの成長を第一に考えた、保育政策をまい進してもらいたいし、さいたま市長にも本質を見間違えないことを期待したいですね。
コメントをお書きください