埼玉県庁内にこの4月から開園した、県と企業が共同で運営する全国初の保育園が「コバトン保育園」です。
まだ見ていませんが、約30坪のスペース(ホワイトきゃんばすと同じです)に、大型水槽があり(たぶん熱帯魚が泳いでいるのでしょう)、イスやテーブルも木製の(たぶんお金がかかった)設備だそうです。
今日の朝刊、埼玉版では、定員15名(職員枠3名)のうち、応募者がたった4名しかないそうです。
事業主は、㈱ニチイ学館で、保育料11万250円のうち、保護者負担が4万2000円で、残り6万8250円を利用する保護者が勤める企業が支払うという仕組みです。
開園時間8:00~19:00→私立の認可保育園なみでまずまず
保育日月曜~金曜日5日間→土曜日が休園というのは、いまどき厳しい
保護者の負担は、こんなものでしょうが、トータルの保育料が11万250円というのは、水槽含め設備投資分が大きくオンしているのか?家賃は県庁内だから高い設定ではないはずなのに。
よって、企業負担が6万8250円というべらぼうに高い金額になっているので、どう考えても、参入する企業は少ないでしょう。
例えば、病院は、院内保育所を持たないところなどは、こどもが保育園に通園している場合は手当てが出たり、セールスレディが貴重な戦力の生命保険会社も大手は手当てを出しています。それでも、上限30,000円が相場ですので、6万8250円という金額は、女性の社会進出を推進する企業にとっても、高額すぎますね。
これは、結果論ではなくて、最初の金額設定に問題がありです。
申し訳ないですが、上田知事の「ウーマノミクス」のパフォーマンス的要素が優先されて、現実の市場把握が不十分としか思えません。
子育て支援・・・待機児童解消のパフォーマンスが優先されることなく、子どもたちが主役の保育内容の充実が最優先されないといけません。
どうも、この手の話はいつも熱くなってしまいます・・・(すみません)
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