認可保育所への入所を希望したのに認められなかったなどとして、さいたま市の母親たちが25日、行政不服審査法に基づき審査請求と要請書を清水市長宛に提出しました。
発端は、杉並区の母親グループから始まり、足立区に広がっていったのですが、さいたま市でも同様の審査請求がありました。
新聞報道では、幼児政策課の課長のコメントとして「今年の認可保育所の定員は842人増やしているが、申込者が増えているのが現状。粛々と整備をしていくしかない。」と載っているので、今日は、子ども未来局幼児政策課への問い合わせが殺到しているそうです。
幼児政策課の方と話ができました。
今回の不服の申し入れ者は7人だそうです。この方々に対しては、今回もれた理由をきちんと審査基準の公平性含めて、説明するとのことです。
ただし、認可保育所入所については、幼児政策課での決定ではなく、各区(さいたま市の10区)での決定となっているので、説明責任は、各区での情報を取りまとめて、市長名となるのでしょう。
さてさて・・・
今回の母親の一人は、「仕事にやりがいを感じているし、仕事をしないと経済的に困る。この状況を改善してほしい」とのことです。
こうなると、ますます行政としては、「待機児童解消」という数字目標に目が言ってしまうのが、心配です。4月1日付けのさいたま市の待機児童数が注目されます。
でも、働くママだろうが、専業主婦だろうが、保育園、幼稚園での子どもの成長・・・子どもにとって一番いい環境はどこか・・・を考えないといけません。
「ホワイトきゃんばすが一番です!」と胸を張っていえるには、経験も内容も
まだまだもっと頑張らないと・・・と正直思っていますが、100名前後の大人数の認可保育所や幼稚園がいいのか・・・人数が少ない家庭的な環境がいいのか・・・規模や人数だけでなく、保育の取組みはどうなのか・・・そこをまず最初に考えて、子どもが遊んだり学んだりする環境を真剣に考えないといけないと、最近の報道を見るたびに考えます。
今回の一連の主役は、訴える母親ではなく、対処に右往左往する行政ではなく、子どもたちです。
たとえ認可保育所に入れたとしても、そこに預けた我が子に、笑顔がなければ、本当の解決にはなりません。
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