LCC(ローコストキャリア)とは、日本でも就航がはじまった、格安航空会社のことです。
ピーチだのエアアジアだのジェットスターだの耳にしたことがあると思いますが、機内サービスを有料化したり、座席間隔を狭くして席数を増やしたり、CA(キャビンアテンダー)が、清掃含め何役もこなすなど、低コスト実現で航空料金を安くしています。
LCCへは大手の航空会社が出資しています。一見矛盾するようですが、LCCの競合は格安長距離バスです。今まで飛行機に乗っていなかった層をターゲットとしているので、既存の航空会社の顧客からの流動は少ないと踏んでいます。
昨日の「チープフライト」のテレビドラマでは、実際のLCCをモデルにした、よりノンフィクションに近い楽しい内容でした。
飛行機に乗るというのは、小さい頃からの憧れでもありました。15年前に労働組合の東京支部執行委員長をしていたときは、仕事の出張も含め年間20回以上は本社のある神戸へ行っていたのですが、移動手段は、新幹線ではなく飛行機でした。
ちょうど、営業としても羽田空港を担当していたので、ゲート内の店舗をブラブラするのも楽しみの一つです。ラスクを商品化して、行列の店を作ろうとしたのですが、時代が早すぎて見事失敗です・・・(笑)
当時は、格安航空会社はもちろんのこと、スカイマークなどの新興航空会社もなく、JAL、ANAと今は無き日本エアシステムでした。新幹線と競合する路線は、「特割」といって、鉄道より安い料金設定をしていましたので、料金は安いが、気分は最高・・・の空の旅です。
羽田から大阪までは、1時間ちょっとですので、新幹線で2時間半ゆられるより肉体的疲労も無く、夜は窓越しの夜景を眺め、客席に設置されているヘッドホーンで最新ヒットチャートや落語(プログラムにあるのです)などを聴いて、機内誌に目を通す・・・とてもリラックスできます。
自腹じゃなくて、組合と会社の出張費なのでできたことですが、鉄道の旅はゆっくり鈍行列車で・・・遠くは飛行機で・・・が、私のお気に入りです。
さて、またまた悪い癖で、昨日のドラマからどんなメッセージを受け止めるか・・・を考えました。
「新しいことを始めるのに、固定概念や過去の栄光は捨てろ!」
「世の中や他人の責任を語る前に、自分の非を考えろ!」
意に沿わない人事異動でも前向きに変わっていく主人公の姿も好感が持てましたね。スタートとラストの同じシーンが象徴的です。
世の中、とくに組織に属している皆様は、4月からの人事異動の発令もそろそろあったのかと思われます。このドラマのメッセージを受け止めて、前向いてがんばってもらいたいですね。
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