いつも冷静沈着のママが、今日は朝からキレぎみです。
「泣けば何でも自分の思い通りにいくと思ったら大間違いよ!」と3歳女の子に大声で言い聞かせて、仕事に向かいます。
事情は、ママのおにぎり朝食にまったくを手をつけず・・・そして保育園へ。
イオンに到着するやいなやパン売場の前で「ジャムパン食べたい」とダダをこねる。ふつうなら、ここで切れてしまうのでしょうが、ママが理由を問うと、女の子が思わず口にしてしまった「泣いたら買ってくれると思った・・・」
これが、ママの逆鱗(げきりん)に触れてしまったのです・・・
「朝食は食べていませんが、一食抜いてもどうってことありませんので、娘を頼みます」と大泣きの娘を連れて登園です。ちなみに、ママは看護師です。
泣きやまない女の子に、ママの気持ちが悲しくなったことなど、話をしました。素直で頭のいい女の子ですので、すぐに自分が悪いと理解して、いつものように遊び始めたので、一安心。
子どもたちは、時には大人が思っているほど純粋ではないこともあります。ここで泣いとけば、大人は自分の言うことを聞いてくれる。とも計算しますし、役者のように「泣く」演技もできます。
たぶん、これは人が生きていくうえでの防衛本能だと思うので、私たち職員は、特別目くじらを立てませんが、ママやパパにとっては、ショックかもしれませんね。
子どもなりに、自分の願いをかなえる作戦を立てているので、私は微笑ましく子どもたちのつたない演技も楽しんでいます。悪いことでもないと思っています。
人生という長い階段を登るための、最初の悪知恵も楽しい光景です。
そういえば、世の男たちも「女の涙」には弱いものです(笑)
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