さいたま市PTA協議会の理事会が、月に一度行われます。理事のメンバーは、さいたま市10区を代表する連合会の会長が中心ですので、社会的な地位もある方が多いです。教育委員会や各学校の校長、教頭とかかわるので、建設的な議論ができるメンバーがそろっているのですが、4年前、私が理事の時に、紛糾したことがありました。
さいたま市PTA協議会の副会長が、今の本部についていけなくなったので、突然やめると言い出したのです。
これを機に、本部批判をくりひろげる輩や、会長はいつも同じ区から選出されているのはおかしいとか・・・前体制の批判が飛び出したり、はなはだまともな議論から乖離した内容となってしまいました。
こういうときに、黙ってられないのが、私の悪い癖で・・・
「私たちの組織は、子どもたちのためのボランティアじゃないの!○○さんの前体制の批判は、酒の席も含めて今日で4回も聞いてます。人の悪口や批判ばかりしてたって、どんどん負の連鎖になっていくだけ。現会長が、1年365日のうち、どれだけPTA活動に費やしているのか・・・見えないところで、どれだけ子どもたちの縁の下の力持ちになっているのか・・・少し考えようぜ。前向こうぜ!」
PTA活動も、一歩階段を踏み外すと、子どもたちへの支援からまったく関係の無い大人の都合とか見栄とか体面の争いとなってしまうのです。
少し前置きが長くなってしまいました。
桜宮高校の体育系2科の受験が中止となり、普通科に編入されることになりました。ただし、体育に重点をおいた授業編成というので、大人の世界特有の「グレーゾーン」での解決となっています。
注目すべきは、残された生徒が立ち上がったことです。
「学校のことを良く知らない人間が何を言うんだ。自分たちの学校は自分たちで守るし、絶対に良い学校にして見せる!」と訴えているのです。
自殺という悲しい出来事で、一人の尊い命が失われたことは、本当に心苦しいのですが、今生きている桜宮高校の生徒は、自分たちでイノベーションをおこす絶好のチャンスともいえます。
生徒たちが自分で言い出したこの決意を、信じたいものですね。
主役は、子どもたち・・・これを忘れてはいけません。
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