今日は、埼玉県吹奏楽コンクールの新人戦がありました。
中1の次女は、正月3日から毎日練習に励み、ここ数日間は、夜遅くまで猛練習です。
その努力が実り、金賞受賞です。3年生が引退し、1、2年のみ22名と少ない人数でしたが、40名前後の他校と比較しても、しってかり音が出ていて遜色ない演奏でした。
ただし、顧問の先生は、上位3校のみ出場となる、オール関東大会に出られなかったことに納得いきません。惜しくも4位だったのです。
早速、表彰式が終わってのミーティングで説教タイムです。
この吹奏楽部の顧問の先生は、いまどき珍しい、スパルタ教育の先生です。女性ですが、言葉も「お前たち」ですし、すぐにキレます。もちろん、ふがいない生徒を前にして、計算してキレるのですが、娘の話を聞いていると、昔はどこにでもいた鬼教師に、父親としては、とても期待をしています。
演奏前に、学校紹介のコメントが流れるのですが、「演奏の技術を磨くだけでなく、私たちは、部活動を通じて、人としての生きる力を学んでいます」という、顧問の先生が考えたコメントに、「お前たちがんばれよ!」とエールを送ります。
私が小学校6年生の時の担任も超がつくほどの鬼教師でした。誰か一人でも忘れ物をすると児童全員正座しての授業です。連帯責任という理屈です。でも、運動会でのクラス対抗リレーで男女優勝を導く熱血教師でもありました。
そんな環境の中で、自然と、こんな行為が先生の逆鱗に触れる(=人としてしてはならないこと)ということがわかるようになってきました。この先生は、私が結婚した年に、中東を旅行中に事故にあって亡くなりました。
今の私がある基礎をこの先生から学びました。
娘も今は理不尽に映るかもしれない、顧問の先生のやり方から、多くを学んでいってもらいたいものです。社会に出れば、言葉の暴力や理不尽なことだらけです。そこから逃げてしまうことの無いように、娘の試練を見守ります。
さて、帰宅してから娘が言った「関東大会に出られなくて悔しい!」の言葉に、父親は、ニンマリです。
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