今日は、ありがたいことに?年末のお父さんの必須のお仕事になってしまっている、家の大掃除をしました。
広い吹き抜けのリビングにはだか階段という、理想を追い求めてしまったために、毎年、梯子にのぼって、高いところにある窓を拭き、壁の埃を取ります。幸い、高所恐怖症ではないのですが、年々バランス感覚が鈍っています(笑)
さて、テレビをつけっぱなしにして作業をしていたら、「マイファーム」という農業ベンチャー企業を取り上げていました。
ホワイトきゃんばすファームをするようになってから、農業についての関心が一気に大きくなりました。
「マイファーム」は、耕作放棄地を活性化させて、農業全体の改革を行っています。西辻さんという創業者は、今は、被災地の耕作放棄地を復活させるために無償で活動をしています。
耕作放棄地とは、高齢化や後継者不在で、耕作をやめてしまった荒地です。雑草が生え放題の土地と化しています。
ここ数年、日本の農作物の自給率が低いということが取り上げられます。昭和30年初頭は、80%近くあった自給率が、今や30%そこそこに激減しています。
これは、国の政策が悪いとか、農家が努力不足といったことではありません。
昭和30年代の高度成長期に、製造業、サービス業といった、2次3次産業が発達し、人口の増加に対応するにも、海外から安く手に入る農産物にシフトするのは当然の流れです。
そして、現在の大きな問題である、農家の高齢化、後継者不足の大きな原因は、「農業では食っていけない」ということです。
しかし、現代の若者は、あらたなライフスタイルに価値を見出しています。
私の世代では、バブル真っ只中の頃、男ならいい車に乗り、ディスコでナンパ・・・女性なら、ブランド商品を身につけ、アッシー(車でタクシー代わりの男)、メッシー(食事をおごらせる男)、ホンメイ君を使い分ける・・・こんなライフスタイルがかっこいいとされていました。
今の若者には、こんな生活は「ダサイ」ことでしかありません。
自然の中で、土にたわむれ、野菜を作ることに生きがいを見出す若者が増えてきました。
ただし、そこには、生活できるだけの収入が伴わないといけません。「農業では食っていけない」という概念をぶっ壊さなければならないのです。
「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんや、ローマ法王に米を食べさせた石川県羽咋市のスーパー公務員の高野さんのような、農業に付加価値を見出す人たちが多くなってきました。
素人考えの私でも、自然農法なら、TPPなんかへっちゃらと思ってしまいます。
自然農法で考えるならば、耕作放棄地は、農薬も肥料もなくなっているので、最適な土地だそうです。
自然農法で作った米や野菜なら、少し高くなっても、食べてみたいですね。
私には、結論も解決策も出せませんが、先進国とされている国々の中で、農作物の自給率が最下位の日本を変えていくには、若者のライフスタイルの変化を見据えた力が、必要であることだけは間違いなさそうです。
おいしい米や野菜を作り、ちゃんと、生活していける収入がある・・・私も、こんな、日本の農業の復活を願う一人です。
話が農業問題にシフトしてしまいました・・・年末の大掃除ですね・・・お風呂もカビ取りをして、すっきりきれいになりました。
超気持ちいい!(誰かのセリフのような?)
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