激走　シルクロード

今日のNKK BSでの番組です。しばし、見入っていました。

トルコイスタンブールから中国西安までの17000キロ１０４日間の旅・・・

トラック改良したバスに、国籍も職業も違う旅人たちが、シルクロードを通じて様々な体験をするドキュメンタリーです。

トルコ、イラン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、中国と７つの国の文化や自然も十分楽しむことができますが、国籍を超えた人間関係も見ごたえがあります。

イギリス、ドイツ、ニュージーランド、アメリカ、オーストリア、トルコ、そして、日本の２３歳「ハナエ」さんも旅のメンバーです。

１０４日間の長旅・・・しかも宿泊の基本は、バスに積んだテントです。食事も地元の食材をマーケットで購入して、皆で料理をします。当然、観光旅行とは一線を画すわけです。

一流大学を卒業して、マーケティングのプロのビジネスマンが、人生の休暇として退職し、旅に出る・・・現役教師夫婦が、休職して人生の充電のために旅に出る・・・定年退職後も人生を楽しむために・・・そして、日本人の「ハナエ」さんも自分の器を大きくするために旅に出ました。

イランのバザール（市場）をアメリカ人のスコットが 歩きます。イラン人の店員が「どこから来た？」の問いに、スコットは「アメリカのロサンゼルスから」とあえて、アメリカ人であることを隠しません。見ているほうは、緊張が走る場面ですが、イラン人の店員は、ニコニコしながら片言の英語で商品説明を始めます。

国同士は、敵対していても、人と人のつながりには関係ないという感動的なシーンです。

いつか・・・こんな旅がしたいな～と思いながら、来週の後編を楽しみにしています。