2年ぶりのツアー優勝

ご存知、プロゴルファーの石川遼選手が、2年ぶりのツアー優勝を果たしました。21歳でのツアー10勝最年少記録の更新です。

 

最近は、優勝争いどころか、予選落ちもしてしまう石川選手のCMが流れると、少ししらけた気分になっていたところでした。

 

優勝インタビューでは、この2年間、結果が出せない中、家族、スタッフ、ファン、友人など、まわりの方々への感謝の気持ちは、彼の人柄が表れていました。

 

さて、彼の凄いところは、プロゴルファーとして持っている才能はもちろんですが、実は「盗む」ことなのです。

 

盗むなんて、人聞きが悪いですね・・・

 

彼は、アマチュアで優勝して、まわりから脚光を浴びても、天狗になることはなく、ひたすら、一流選手の技や精神力を盗んでいました。

 

当時、日本のツアー賞金王に君臨していた片山選手からは、多くを盗んだそうです。対照的だと比較される池田勇太選手からもアイアンの切れや心のありようを学んでいます。そして、あのタイガーウッズ選手とも何度かラウンドして、その一挙手一同即を盗んだそうです。

 

まだまだ上がある・・・ずっと成長を続けるんだ・・・という向上心が、自分の技を磨くとともに、人の優れたところを謙虚に見ることができたのです。

 

さて、保育園の子どもたちに目を向けると・・・

 

盗むというよりも「真似をします」

1、2歳児は、ライバル感情むき出しの3歳児たちの真似をします。当然、運動や言葉の上達は、おうちにいる子どもと比較すると格段に早いです。

 

3歳児もちゃんと真似をする対象がいます。

 

職員の子どもで来春小学校1年生になる女の子が、スポーツ万能で想像力も豊かです。夏休みや幼稚園がない時など良く遊びにくるのですが、彼女のブランコでの身のこなしは軽やかで、屋上では、野菊や草木を使って大人でも発想できないような、素敵なブーケを作ったりします。

 

3歳児女の子は、目を釘付けにして、5歳のお姉さんの行動を見ています。すごい観察力です。そして、翌日には、素敵なブーケを自分で作ってしまいます。

 

子どもの場合は、大人と違って、いいことだけを盗むというわけにはいかず、悪いこともすべて真似をする習慣があるので、そこだけは、職員が軌道修正します(笑)

 

子どもたちの優れていることをたくさん見つけ、みんなの前で話をし、他の子どもたちが真似してくれるように、なればいいですね。

 

まぁ~人と同じことなんてできませんという、ガンコ2歳女の子もいますが(笑)