ある中学校3年生の作文です。
「自分は気が小さくて、暗くて、いいところがない。本当にこのクラスにいる意味があるのかな」
切実です。「何言ってんだよ・・・」とは、簡単にいえません。
彼は、子どもの頃から、褒められたり、認められたり、自分のここが凄いんだぞ・・・という経験をあまりしてこなかったのでしょう。
自分に自信がない・・・自分で何も決められない・・・
今の若者に多いのが現実です。
保育園では、帰りの会で、必ず「今日のがんばりマンは、誰だったかな?」
と子どもたちに聞いています。
自己主張の強い子は、自分の事を話します(笑)
なかなか言えない子は、先生が気がついた、素敵な行動をみんなの前で、披露します。本人は、満面の笑みで認められた喜びを感じます。
たまに、友だちのこんなところが、がんばりマンと言ってくれる子どももいます。
自転車やキックボードが一番早い3歳男の子
かけっこをしたら一番の3歳女の子
前転や側転が一番上手な3歳男の子
運動だけではありません・・・
英語の単語を一番知っている3歳女の子
国旗を何カ国も言える3歳男の子
数字を読むのが一番早い2歳女の子
小さい子が転んだら、すぐに駆けつけてくれる優しい2歳男の子
好き嫌いなく、なんでも給食をおいしく食べる1歳男の子
一度決めたら、絶対に譲らないガンコちゃんの2歳女の子
今あげた子どもたちは、みな違う園児です。
帰りの会では、多くの園児のがんばった事をお話しますが、全員がまんべんなく、何日かに1回は、褒めたり、認めてあげるようにしています。
生まれたときから、自信満々の子どもはいません(笑)
私たち大人が、子どものささいな行動でも、それを認めてあげることが、今は大事なことです。
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ゆらりき祖父 (日曜日, 04 11月 2012 15:52)
そうですよね、子供を褒めてあげることを、一生懸命出来ない大人が増えてきてますよね。ですから叱ることも出来ず、努力した事が結果となり褒めてもらい嬉しいと素直に感じてもらえる様に、家でもいっぱい愛情を注ぎたいなと思います。
先生方も大変ですが、子供達個々の心の教育もお願いしますね。