旅の足跡・・・13

今回は、若き頃の一人旅ではなく、2年前に、子どもたち3人を連れていった「柿田川」の話・・・

 

かきたがわ・・・三島と沼津の間を走る国道1号線の脇にある、1キロメートルほどの小さな川である。

 

実は、富士山に降った雨が、10年間かけて、柿田川に湧き水として戻ってくるのである。柿田川のあちこちに「ぶくぶく」と湧き水が出ており、10年という長い年月の間、富士山の中で濾過されたことを考えると、まさに神秘の川なのである。

 

20年以上も前に、久米宏さんの「ニュースステーション」という番組で、何回か柿田川が特集されて、全国区になったのだが、今でも、一般は立入り禁止で、地域の方々で、柿田川の自然が守られている。ニジマスが、悠々と泳いでいるのも、透明な水も、そんな取り組みがあるからだ。

 

私は、思いっきり心が洗われたのであるが、子どもたちは「きれいな川だね」程度の感想で、もうひとつの目的「富士宮やきそば」のはしごのほうが、印象に残っていたようだ・・・食い気優先・・・なり。