最初で最後の「ユースホステルのヘルパー」をやりました。
宮崎県は、都井岬(といみさき)のユースホステルです。
都井岬は、みさき馬という、野生馬が放牧されていたり、夕日がとてもきれいなところです。みさき馬は、ずんぐり体型の短足馬です。天然記念物になっていて、30年前の当時は、100頭位生息していた記憶があります。
さて、ユースホステルには、「ペアレント」という宿のオーナーがいて、「ヘルパー」はアルバイトのことですが、ほとんどお金が出ないので、ボランティアといったところです。
都井岬ユースホステルは、何と日替わりヘルパー制度となっており、連泊者の中から話し合いもしくは、くじ引きで決めます。予定がある人もいるので、気の向くままの旅をしていた私が、連泊して、2泊目のヘルパーとなったわけです。
朝、旅人たちを見送ると、部屋の掃除やら布団をたたみ、夕食の準備まではフリーだったかな。
都井岬ユースホステルの夕食のメニューは毎日同じで、「とびうお」です。2泊目の人は違う魚です。
私は、初めて「とびうお」を食べました。正直言ってあまりおいしい魚ではありませんが、「とびうお食べたんだぜ!」と自慢話にはなります。
そして、ヘルパーの最大のお仕事は、ミーティングの仕切りです。午後8時から約1時間・・・宿泊者全員集合で、ゲームやら歌やら・・・とにかく盛り上げます。
さて、私の仕切りは・・・「大成功!」この時から、仕切りたがり屋になってしまったのかもしれません(笑)
そして、明日のヘルパーを決める話し合いです。私と同じような、気ままな一人旅の学生を説得して、無事に大役を果たしました。
「キャッチ」というゲームを知っていますか。
大勢で遊ぶゲームで、まず、輪になって座ります。
左指で輪を作り、右の人差し指を右の人が作ったその輪に入れます。
「キャッ・キャッ・キャッチ」と進行役が言ったら、左指で隣の人の右人差し指を握ってキャッチします。右人差し指は、キャッチされないように、上に抜きます。
左の人の指もキャッチできず、自分の指をキャッチされた「まぬけ」さんはバツゲームとなります。
進行役は、必ずしも「キャッチ」と1回目で言うとは限らず、「キャベツ」とか「キャラメル」とか別の言葉を言ったときは、アクションを起こした人が負けです。
だたこれだけのゲームですが、大いに盛り上がります。
私が用意したバツゲームは、「円盤音頭」と「くわがた踊り」という、とっても恥ずかしい踊りです。
都井岬ユースホステルの夜は、みんな素直にバカになって・・・
「お皿型円盤!たまご型円盤!葉巻型円盤!・・・」の円盤音頭と
「くわがた・くわがたごしごし・・・」のくわがた踊りで盛り上がったことは言うまでもありません。
今でも、たまにスーパーで「とびうお」を見かけると、都井岬ユースホステルの1日ヘルパーの記憶がよみがえってきます。
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