北海道には、はまりました。
高校2年の夏に初めて北海道の大地を踏みしめ、合計43泊した記憶があります。半分ぐらいは、夜行列車の中か、無人駅です。
「愛とロマンの8時間コース」
これは、礼文島「桃岩荘ユースホステル」の名物コースです。
礼文島、北の岬ストコン岬から島をほぼ縦断するコースです。「愛とロマン」という名前は、この8時間で、必ず1組以上の愛が芽生えるとのこと(笑)
さて、ストコン岬から海岸沿いを歩くと、海には「馬糞うに」・・・もちろん食べました。塩味がきいてうまい!(勝手に食べてはいけなかったみたい)
次は、原生花園とよばれる、自然のお花畑を歩きます。本州では、高山植物にあたいする花々が、ここ北海道では、平地で見られます。
今回一緒だった仲間は、男子、女子ともに一人旅の連中が多く集まりました。学生だけでなく、社会人や仕事を辞めてとりあえず旅に出ている人もいました。
最初は、快適なハイキングも、8時間となると、最後は無口に。でも、ゴールの桃岩荘が近くに見えると、何やら屋根の上に人が踊っています・・・
ユースホステルのヘルパー(ボランティアアルバイト)です。
これが、「日本3大キチガイユース(当時)」といわれた桃岩荘ユースのお出迎えシーンです。
吉田拓郎の落陽を歌いながら、屋根の上で踊っています。
「ほいほい ほいほいほい・・・ほいほい ほいほいほい。絞ったばかりの夕日の赤が・・・」
愛とロマンの8時間コースの仲間達も最後の力をふり絞って、踊りまくってゴールしました。
若干高校2年生の私は、お姉さまたちからは恋愛対象にはならなかったようで、愛もロマンも生まれませんでしたが(笑)、大人の世界を垣間見る貴重な8時間でした。
桃岩荘ユースホステルの夜は、「ミーティング」といわれる、ノンアルコール宴会で、多いに盛り上がったことはいうまでもありません。
ユースホステルは、男女別の共同部屋・・・ノンアルコールがルールです。
今でも、鮮明に記憶に残るシーンです。
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